硫黄温泉で水虫予防や改善ができる?

硫黄温泉水虫は古くから人を悩ませてきたもので、現代の効果的な抗真菌薬が登場する以前にはさまざまな治療方法が考え出され、それらは今でも利用されています。水虫に対して効果があるとされる方法の1つが硫黄です。
そもそも水虫は白癬菌が足の指や足の裏などの皮膚の角質や皮下組織を侵食することによって起こる炎症症状のことです。軽度なものとしては皮膚が荒れた状態になる程度ですが、酷くなると水疱が出来たり皮膚が剥がれたりします。
さらに痒みや痛みなどが発生して不快感を与えます。一方で白癬菌は比較的どこでも見られるものですが、特に高温多湿、通気性の悪い状態になると症状が酷くなるため革靴を長時間履いたままでいたりすると症状が悪化します。
また白癬菌の侵食速度は皮膚の新陳代謝以上の速度であるため一度感染すると何ら手立てを打たない場合の自然治癒は期待できません。

水虫治療で硫黄が効果があるのはその殺菌力から来るもので、水虫以外にも皮膚病の治療手段としても古くから使われてきました。硫黄そのものを使うほか、硫黄成分を多く含む温泉などがあります。
硫黄温泉の場合にはそこに浸かることで効果があり、特に継続的に温泉に浸かる湯治といった治療法が行われます。硫黄そのものを使う場合には硫黄粉を塗布、湿布、漬け置きするといった方法で行われます。
効果としては硫黄と皮膚の反応によって硫化水素などが発生します。これらは殺菌力があり、また角質軟化作用が生じることにより水虫である白癬菌を殺菌します。
ただし硫黄を直接塗布する方法は皮膚への刺激が強く副作用として発赤や皮膚炎などが起こります。また、硫黄には角質に含まれているシスチンという成分が含まれており、これらを補給することで水虫の症状を改善することができます。
一方で硫黄温泉は酸性であることが多く、足湯程度であればそれほど大きな影響はありませんが、全身を浸ける湯治といった場合には酸性が皮膚に与える影響が大きくなるので湯あたりには注意する必要があります。

共用足ふきマットでの感染には気を付けよう

水虫の感染する場所でもっとも多いのが共用の足ふきマットやタオルです。水虫の原因の白癬菌は皮膚の表面に存在しているため簡単に剥がれ、足ふきマットやタオルに付着します。
これらを共用していると白癬菌の付いた皮膚が付着し、それらが継続的に接触することで感染します。
またこれ以外にもスリッパや靴の共用や裸足で歩き回るプールや銭湯といった場所においても白癬菌に感染した剥がれた皮膚やまた床に白癬菌そのものが存在することで感染する可能性があります。
ただし、感染するのは継続的にその状態を放置し、また高温多湿の状態になることです。このため、通気性の良い状態や、こまめに足を拭くなどして皮膚表面に付いた白癬菌を落として清潔な状態に保つことができれば感染するリスクを減らすことができます。

いずれにしても水虫の原因である白癬菌は身近な存在とも言えます。基本的な感染予防は足を清潔な状態に保つことです。特に白癬菌は皮膚に付着しても24時間から48時間以内に洗い流すことで感染を防ぐことができます。
このため毎日入浴することで感染を防ぐことができます。また感染を避けるためにも菌が多い場所には注意が必要です。
特に足ふきマットなどは感染の温床となっており、それらを使用しないことや使用しても、清潔なタオルで拭くといったことでも感染を軽減することができます。
また高温多湿の状態が菌を繁殖させる原因になりますから、靴下も通気性のあるものを選んだり、靴も出来る限り通気性の良いものを選ぶことがポイントです。
それと健康状態も感染を拡大させる理由で、ストレスを溜めないことや、皮膚の新陳代謝を良くするといったことでも水虫に感染しにくい状態にすることができます。