汗疱性湿疹とは?原因は汗にある!

水ぶくれができた足手足に突然にできた水ぶくれ。汗疱性湿疹かもしれません。水疱ができる様子が水虫と似ているため間違われやすいですが、汗疱という病気が悪化して湿疹化したもの。
細菌が繁殖しているわけではないので水虫の薬をつけても治ることはありません。
汗疱が出るのは手のひらや足の裏。汗をかきやすい部分に多く発症します。汗がすべて皮膚から排出されることなく溜まってしまうのが原因で1ミリから2ミリ程度の小さな水疱が出てきてしまうのです。
汗疱自体は自覚症状がほとんどありませんが、汗疱性湿疹になるとかゆみや痛みといった自覚症状が出てきます。
なぜ水ぶくれができるのか、悪化して湿疹化するのかについての原因は解明されていないものの、一種のアレルギー性皮膚炎ではないかという説が有力です。
汗疱性湿疹になった場合、見た目もブツブツとして気持ち悪いですし、ひどくなるとかゆみで夜も眠れず日常生活にも影響が起こります。
完治したとしてもしばらくするとまた再発してしまうという方も多く、命に関わる病気ではないもののやっかいな病気なのです。

水虫の場合はカビの一種・白癬菌が皮膚に寄生して感染します。こちらは汗が出る箇所のみならず爪に生じることもあります。高温多湿の場所を好むのです。
水虫もかゆみが生じるものの場所が異なるのです。水虫には菌を退治するための薬が必要ですが、汗疱性湿疹だと汗をどうにかするしかありません。似た症状ながらも原因がまったく異なるため対処法も違ってきます。
まずは汗疱性湿疹になっていることを自覚する必要があります。水虫の薬は市販されているものもあるもののやはり病院で処方してもらうほうがより効果的です。汗疱性湿疹も専門医に診察してもらって治療してもらいましょう。
予防方法としてはできるだけ汗をかかないようにすること、そして汗をかいたらこまめに拭き取りよく洗うことです。とはいえ汗を完全に止めることは不可能なため絶対発症しないようにすることはできません。

汗疱性湿疹の治療方法を知っておこう

汗疱性湿疹を発症した場合、ステロイド外用薬・サリチル酸などの治療薬が主流です。この病気で特につらいかゆみをおさえるために、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン剤が用いられる場合もあります。
かゆいからととにかくかきむしっていると「サイトカイン」というかゆみ増幅物質が分泌されます。そうなるとさらに痒みは強まります。イッチ・スクラッチサイクルという負の連鎖が続くのです。
そうなると患部が荒れてなかなか完治することはありません。それを防ぐためにもステロイドや抗アレルギー薬などの治療薬は必要です。
とはいえ、こういった薬にまかせっきりだと症状が再発しやすくなったり、重症化しやすくなるという欠点もあります。かゆみを抑えつつも原因を取り除いて汗疱性湿疹ができにくい身体作りをすることも大切なのです。

具体的には生活環境の見直しなどです。リンス・食器用洗剤に使われている界面活性剤やシリコンの影響が出ているのかもしれませんし、気づいていないだけで金属アレルギーを持っているのかもしれません。原因を取り除けば次からは安心です。
最近では界面活性剤やシリコン抜きのものも増えています。普通の人なら大丈夫でもあなたの身体には合わないということもあります。汗の量が多いなら通気性のよい服装を心がけたり、汗の質にアプローチできるサプリメントというのもあります。
ストレスや食生活から自律神経が乱れて汗が出やすくなっている場合も。医師と相談しながら行い、体質を変えていきましょう。汗をかかないでいることで汗口がふさがっていることから起こっている場合もあります。
夏場にはしっかり汗をかく・適度な運動をしたり湯船に浸かるようにする、などのアプローチも必要です。