水虫を市販の治療薬で完治させることは難しい

市販の水虫治療薬水虫で悩んでいる人は大勢います。1年中症状が重い人もいれば、冬の間は休眠状態になり、夏になると暴れ出す人もいます。
足の裏の皮がボロボロと剥け、不快な臭いも発するので、人前で靴を脱いだり、裸足になったりするのが恥ずかしいという人も多いことでしょう。
水虫になってしまった場合、まず市販薬を購入して塗ってみるのではないでしょうか。驚くほど、様々な種類の薬が販売されており、需要の高さ、つまり水虫に悩んでいる人がいかに多いかを知ることができます。
しかし、実際に使用したことがある人ならわかると思いますが、市販薬を一生懸命塗っても、なかなか完治しません。最初は効果があるように思っても、再発することがとても多いのです。
ある薬でうまくいかないと、別の薬を試してみる、そのようなことを繰り返していくうちに、市販薬は気休めに過ぎないと感じ、しだいに諦めてしまう人も少なくないようです。
たとえば、有名なオロナイン軟膏は様々な皮膚炎に効果がある万能薬のような薬で、水虫にも効果があると説明書に書かれています。
有効成分の中に消炎鎮痛作用や消毒効果があるので、軽度の水虫になら効果があるかもしれません。しかし、症状が悪化してしまった場合は、オロナイン軟膏をどれだけ塗っても効果はほとんど感じられないことでしょう。

なぜ、市販薬で完治させることができないのでしょうか。その大きな理由の一つは耐性を持ってしまうからです。何度も塗り続けていくうちに、水虫菌である白癬菌が薬に対して耐性を持ってしまうのです。
そうなると、どれだけ塗っても効果を得ることができません。これは完治させることができない大きな理由です。
また、白癬菌は広範囲かつ深く広がっているのも完治させにくい原因の一つです。皮がむけたり、赤くただれたりしたような症状が出ている部分だけではなく、足の表側にも菌は移動しますので、実は薬を症状が出ていないような部分にまで塗る必要があったり、皮膚の深いところまで潜ってしまった菌には有効成分が届かないことも少なくないのです。

自己判断せずに病院で症状を検査してもらおう

再発を繰り返していると、もう完治させることは無理だと諦めてしまいたくなる気持ちもわかります。また、人によっては副作用で、皮膚がただれてしまったという人もあるかもしれません。
水虫を治したい一心で、用量よりも多くの薬を塗ってしまい、副作用が出てしまうという場合もあるようです。
水虫をなかなか完治させることができなかったり、市販薬では副作用が出てしまったりする場合は、自己判断するのではなく病院に行き、きちんとした診察を受けることが大切です。
実は、水虫の原因菌には様々な種類があり、その菌に合わせた有効成分を含有する薬をつける必要があるのです。

また、市販薬に比べて病院から処方される薬は強いので、その分効果もあります。また、病院では光線を当てた治療を同時進行で行ったり、飲み薬が処方されたりすることもあります。
特に、爪の中に水虫が発症してしまった場合は、爪を生やす薬を飲む必要があります。
病院に通って治療を始めると、おそらく多くの方がその治療法に驚くことでしょう。また、確実に効果が現れていくので本当に嬉しくなるはずです。そして、完治させることは無理だと思って諦めていた人でも、完治は可能であることがわかることでしょう。
やはり病院の治療は違うのです。風邪でも症状が重くなれば病院で診察を受けるように、水虫の治療も同様なのです。
あまりにもポピュラーな皮膚病であるために、また市販薬もたくさん売られているために、病院に通う人が少ないというのが、この病気の大きな問題かもしれません。
しかし、考え方を少し変える必要があります。決して水虫は簡単な病気ではなく、病院で医師によるきちんとした診断と治療を受けることが必要な病気なのです。